あらすじ
――中学校。
其処は様々な青春の物語が始まる人生の分岐点。
長い人生に置ける世界の中心地と言っても過言ではない。
と、少し思う。
【2年生】になった『スピン』は悩み無き惰眠を貪る怠惰な自分に誇りを持つ変わり者。
友人の『セブン』にはよくツッコまれ、鬱陶しい『トール』にはよくツッコミを入れる。
真ん中、中心、丁度良い立ち位置の彼だが、別段何を思う事もなく、今日も自由気侭に何となく変な行動を起こす。
【1年生】として、入学生として、しかし、節度を守る必要性など何処にあるのかと開き直る『ふわこ』は今日も男子にモテまくり。
後ろの席で寝ぼけた事ばかり言う阿呆な『もも』や、隣の席で個性を求める凡人の『はにー』とは出来が違う。
可哀想とは思わないが、其れが運命だと言うならば、偶には付き合ってやろうという気にはなる程度。
【3年生】は受験があるというのに、『お嬢様』は素知らぬ顔で何か面白そうな事にすぐ首を突っ込みたがる。
彼女の執事で内緒で不良もやってる『セバスチャン』は呆れ果て、その『舎弟』は二人の関係を見抜けない間抜けな馬鹿野郎。
残念ながら微妙に三竦みにはなれなかったこの関係は、一体いつまで続くというのだろう。
青春――其れ即ち、友情、恋愛、スポーツ、勉強、実に様々な日常の送り方があるが、一つとして正解も、そして不正解もありはしない。
『少年よ、大笑を抱け』
意味不明だけど笑えるかも知れないシュールなギャグで、時にゆっくり、時にマッハで駆け抜ける――そう、此は、日常系青春奇行――そんな話。