あらすじ
魔大陸――魔族が中心に支配するこの地にある『ローヴェリア魔王国』。
この国を支配する魔王――アルダン・ローヴェリアがその座を退き、娘であるリリシア・ローヴェリアに魔王の座を引き渡すと宣告した。
魔王の娘という座に甘んじていたリリシアは戦慄する。
何故ならリリシアは、その才能を一つも受け継ぐことのない――ニート思考でその辺のスライムにも勝てないレベルの雑魚だったからだ。
魔王とは強さで全てが決まる――もはや真逆の地位であるが、指名されて辞退しようがしなかろうが、魔王の座を狙う者がいることには変わらず、リリシアの危機は変わらない。
このままでは平穏な日々が終わってしまう、と絶望するリリシアであったが、執事で人族でもある少女――ノーラ・バステッドからある提案を受ける。
「私が協力すれば、魔王の座を守り抜くことができると思いますよ」
ノーラは他人を操り強化する能力を持っているという。
ただし、協力する条件とは――ノーラの言うことを聞くというものだった。