あらすじ
歴史と伝統の街、京都へようこそ。石畳の道、風情ある町家、静謐な寺社仏閣……なんてのは、観光パンフレットに書いてあるお題目だ。おまえが足を踏み入れるのは、古(いにしえ)の呪いと近未来のテクノロジーが共存する場所。霊子外骨格(パワードスーツ)をまとう正統派陰陽師と、霊的(ゴースト)ハッキングに長けたはぐれ陰陽師が跳梁跋扈する、“呪術パンク”の最前線だ。
物語は、2025年7月の“京都大霊災”からはじまる。とある呪術結社が引き起こした大規模テロにより、市内各地の霊脈が暴走し、同時多発的に“異界”が発生したのだ。“ダンジョン”と名づけられたそれは、多くの贄人(プレイヤー)を呑み込み、その恐怖や絶望をエサとして成長していく。テロリストどもは、ダンジョンを一種のエネルギー装置として利用し、この街を本物の地獄――“魔都平安京”へと作り変えるつもりらしい。
おまえが生き残る方法はただ一つ。ダンジョンに潜り、妖魔(モンスター)を狩り、魂の格(レベル)を上げること。強力な呪具(アイテム)を集め、インストールした術式アプリを賢く、ときに冷酷無慈悲に使うんだ。自分だけの最強ビルド(スタイル)を構築しろ。そうすりゃ、明日もこのくそったれな街で朝日を拝めるかもな。