あらすじ
アルストロ王国リンフォード男爵家の次男坊、リュートは貴族学園高等部に入学してから約1ヶ月になる。
その日、学園の3年の先輩を引率として初めてのダンジョン攻略の実習に向かう為に教室から出ようとした瞬間、学園が謎のテロ組織に襲撃された。
リュート達を引率する先輩であるアイザック伯爵家令嬢リシェルはリュート達後輩を守る為、伯爵家の矜持の為、気丈にも襲撃者に剣を持って立ち向かおうとする。
しかしリシェルもそれなりに剣の心得はあるが、襲撃者は個々の剣の腕も、組織だった行動も並みの学生が立ち向かう事が出来るレベルでは無かった。
リシェルも例外ではなく瞬く間に劣勢となり、見せしめとして切り捨てられようとしていた。
襲撃者の剣がリシェルに振り下ろされる瞬間、リュートは
「やめろーー!」
何も考えずにリシェルをかばうように飛び込んだ。
”ザシュッ”
無慈悲にリュートの体は襲撃者によって切り捨てられてしまい、彼は死へと旅立った、筈だった。
しかしリュートは生きて目を覚ました。
それも自室で、更に自身が五才の肉体と時に。
そして死の間際に会得した身体の潜在能力の解放と、魔力の高度な運用をもって、人生をやり直す事にする。
それが周りを巻き込んで彼の人生に留まらずに、大きく人の人生を変動させる事となるのをまだ知る由も無かった。