あらすじ
あの日のことを、今でも覚えてる。
乱暴で短気な彼は、
私よりもずっと大きくて、ずっと強くて…
いつも何を考えているのか
わからない人だった。
だから私は思った「今回こそ殺される」って。
そう思うほど、私の体はボロボロだった。
でも私は生きていた。
あんなに怖かった存在が、
床の上で静かに動かなくなっていたのを見て、
自分がいかに弱い存在であるかを思い知らされた。
それほど私は、いとも簡単に救いだされた。
「もう誰にも、君のことを傷つけさせない。」
私を胸に抱く人はそう言った。
やっと、やっと報われる。
最後に…最後にこの人だけは信じよう。
この人こそ、私を必要としてくれる人…
なんて、そう思った私が馬鹿だった。
だっていつだってそうだったでしょ?
「コルダはいらない子」なんだから。