あらすじ
エタンセル帝国の辺境、〈ソレイユ領〉を守る貴族──クレイス家の長子・オズワルド。
魔術の才を持たずに生まれた彼は、しかし古代史と魔術理論の研究に没頭し、充実した日々を送っていた。
しかし、ある日──領地の街道で倒れていたという、謎の銀髪少女・イナと出会い、彼の平穏は終わりを告げる。
「君は、“魔力を封じる器”なんだ。……封印の残滓が、君の魔術を奪ってる、と言えば、分かるか?」
「賢者の末裔」を自称するイナが語ったのは、彼と、そして彼の家系が──神話の時代にて〈魔王〉の力をその身に封印した〈器〉の血筋であるという真実で──。
魔王の力が封じられた血脈と、神話の時代の〈賢者〉の末裔。
2つの「血」が再び交差するとき、運命の歯車は回り始める──!