あらすじ
過労死したサラリーマンの俺、相川譲(ゆずる)が女神様から与えられたのは、【呪物鑑定】という微妙すぎるスキルだった。案の定、転生早々に勇者パーティーからは「不吉なことしか言わない役立たず」と追放されてしまう。だが、このスキルこそが伝説の聖武具に匹敵する「呪いを反転させた超強力な武具」を生み出すための唯一無二のチートスキルだったのだ!
辺境の森で出会ったのは、もふもふの耳と尻尾が愛らしい訳あり獣人少女。彼女を呪いから救い弟子にした俺は、二人で武具工房を立ち上げる。呪いのアイテムを拾っては呪いを解き、時には呪いの力をメリットに変換して唯一無二の武具を造り出す!
地道な素材収集、品質管理、顧客対応――サラリーマン時代に培ったスキルを活かして、俺の工房は瞬く間に大人気に!
一方、俺を追放した勇者パーティーは、呪われた装備とは知らずに使い続けた結果、心身ともにボロボロになって自滅していく……。
これは、ハズレスキルでどん底から成り上がり、最高のもふもふ弟子や仲間たちと幸せを掴む、一人の男の物語。
【登場人物紹介】
◆相川 譲(あいかわ ゆずる)
本作の主人公。過労死し、異世界に転生した元サラリーマン。与えられた【呪物鑑定】スキルを活かし、辺境の地で武具工房『恵みの工房』を開く。リスク管理能力や地道な作業を厭わない姿勢など、前世の経験が工房経営に役立っている。
◆ルナ
本作のヒロイン。狼の獣人で、ふわふわの銀色の耳と尻尾を持つ少女。ある呪いのせいで忌み嫌われていたところを譲に救われ、彼の最初の弟子となる。手先が器用で、武具製作に関して天性の才能を秘めている。譲を「師匠」と呼び、深く慕っている。
◆レオード
譲が最初に所属した勇者パーティーのリーダー。カリスマ性はあるものの、自信過剰で傲慢な性格。譲の忠告を聞き入れず、彼を追放する。呪われた武具の力に魅入られ、徐々に破滅への道をたどる。