あらすじ
人口減少と高齢化に悩む群馬県のある架空の山村のお話。
妻子に捨てられ会社も倒産し家庭も仕事も失った「俺」は、群馬の実家に帰ると無理やり村長にさせられてしまう。
誰かが村長にならなければ村制は維持できず、村が消滅してしまうからだ。
村の人口は51人。
こんな小さな村では村長といっても特にやることはない。暇つぶしに拾った板で顔出しパネルを作ると、たまたまそれに国と県から多額の補助金が付く。
村の人をも巻き込んで、にわかに巻き起こる顔出しパネル制作ブーム。
補助金により多額の金銭を手にした村人たちは、やがて次々と村を出て行ってしまい、結局村は消滅する。
後には村を埋め尽くする大量の顔出しパネルだけが残される。