あらすじ

職場で時間管理が必要になり、大黒春江は中古のデジタル時計を購入した。 安価だったが、数週間後には時刻が狂い始める。 修正し時刻を合わせても、合わせても、次時計を見たときには正確な時刻ではないのだ。 何度も合わせなおした。 ある日ついに我慢できなくなり、新品のアナログ時計を購入。 壊れたデジタル時計は「不燃ごみの日」に処分したはずだった。 しかし数か月後、朝リビングテーブルにその時計が戻っていた。 誰かが拾ってきた?思い違い? いいえ、春江は確かに手放した。奇妙な出来事に戸惑いながらも、時計にまつわる過去と向き合う。 戻ってきたのは時を告げるためではなく、"心を戻す"ためだった。 それはひとつの時間をめぐる不思議な往還のものがたり。

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小説を読もう2025/10/17
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