あらすじ

〈唯識三年・倶舎八年〉。江戸期の学僧たちは、仏教の基礎となる理論を会得するまでに要する期間を、〈桃栗三年・柿八年〉の諺になぞらえて語った。 噂によれば、ある装置のボタンを押すことでその十一年分の知識を一瞬で会得できるという。一発で修行をショートカットできるかもしれない魔のデバイスを前に、二人はしばし逡巡する。 シリーズ(?)「中観と唯識の百合」、幕間にさくっと読める短編エピソードをお試しください。 同一世界観の長編(連載中)↓ Missing_code 遷りゆく琴の波 https://kakuyomu.jp/works/16818792440057833409 中観×唯識コンビが仏教系女学園の怪事件を追う、SF学園伝奇ミステリ ​登場人物 ​真琴(まこと): 中観派の知識を学び、世界は「空《くう》」、つまり固定的な実体を持たないという説に重きを置く。皮肉屋で理屈っぽく、杏那への興味を理性で押し殺そうとする。 ​杏那(あんな): 唯識派の知識を学び、世界は「識《しき》」、つまり心が顕現するものであるという説に重きを置く。思案しがちで空想を好み、真琴の言葉の裏にある感情を探ろうとする。

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カクヨム2025/10/16
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