あらすじ
かつて“完璧な令嬢”と呼ばれ、未来を約束された婚約者と幸せな結婚を夢見ていた私――リシェル。
けれど、その夢はあっけなく砕け散った。
婚約者は私の妹に心を奪われ、裏切りとともに私を切り捨てたのだ。
すべてを失い、心が壊れた私に、ある日、思いもよらぬ手が差し伸べられる。
それは王国でも寡黙で不器用と噂される王弟・ライナルト殿下。
冷たく見える彼は、誰よりも優しく、ただひと言――「私の妻になってくれ」と告げた。
最初は戸惑いと恐れしかなかった。
けれど、彼との穏やかな日々の中で、少しずつ心は癒やされていく。
不器用ながらも誠実に向き合ってくれる彼の手は、傷ついた私の心にそっと触れ、やがて深く結ばれていく。
――これは、裏切りから始まった絶望の果てに見つけた、静かで、甘くて、あたたかな“本当の愛”の物語。
・政略ではなく「選ばれた」結婚
・無口な王弟×傷ついた令嬢の不器用な恋
・冷え切った心が少しずつ溶けていく再生と癒やしの物語