あらすじ
目を開けた瞬間、そこは見知らぬ空だった。
高校生・**黒羽真守(くろば まもる)**は、気づけば異世界〈レーヴァリア〉の召喚陣の中に立っていた。
自らを「勇者召喚の儀式」と名乗る魔導士たちは戸惑いを隠せない。
本来呼ぶはずだった「光の勇者」ではなく、まるで違う人物――黒羽真守が来てしまったのだ。
だが真守の体には“七柱の神”のうち一柱「記憶の神メネス」の**神紋(シグラ)**が刻まれていた。
その刻印は、かつて神々を滅ぼした“災厄”を再び呼び起こすものでもあるという。
彼が得た力《断章記憶(クロニクル・アーカイブ)》は、
見た魔法を記録し、再現できるという強大な能力――だが代償に“記憶を一つ失う”。
召喚の失敗、世界の崩壊、そして自分の喪失。
それでも真守は言う。
「どうせ戻れないなら……この世界の“嘘”を暴いてみるか。」
戦乱の異世界で、記憶を削りながら戦う少年の物語が、今始まる――。