あらすじ
ちょっとだけ古武術を習っていた事のある、どこにでもいるような普通の男子高校生城島憲治が突然、光りに包まれ、次の瞬間にはどこかの通路に立っていた。その通路の壁や床は何かの石材で造られていて、先を見通すには充分な光を発している。まるでアニメやゲームで見るダンジョンみたいだなと笑っていたら、前のほうから何かが近付いて来るのが見えたら背中がゾワゾワしてきた。何となくだが、ヤバい感じがする。武器になるような物はないかと見回すと、通路に白骨化した遺体があった。その遺体はボロボロの革製の鎧と根元から折れた剣と鞘に納まったままの刃渡40cmくらいの短剣を装備していた。左腕には鉄製の手甲もあったが、ズタボロのボロボロだったので、使えそうな武器は僅かに青みがかった銀色の短剣しかなかったのでその短剣を拝借してソレがやって来るのを待つ事にした。やって来たソレは見るからに人外だった。緑色の肌をしていて、頭には小さな角が生えているソレはゴブリンっぽかった。但し、身長は170cmはあるので見た目はアニメやゲームとは違うがゴブリンだろう。ソレは確実に殺す気でいるのが肌で感じられた。昔、師匠が言っていたっけ「死にたくなければ殺せ。生きるために戦え」と。その言葉を思い出して覚悟を決めた。これが、これから続く長い長い戦いの始まりであった。