あらすじ
中間管理職として行きた俺は、カスハラにてその立場を失った。仕事だけに生きてきた俺に残されたものは、子供時代から遊び続けてきたゲームのみ。だが、そのゲームだって最新のは手が追いつかない。残されたのはレトロゲー、それもコマンド式のRPGだけだたった。時間だけはあった俺は、無駄に遊び続けた。意識を失うまで遊び、意識を取り戻しても遊ぶ。無理が祟ったんだろうな、ぶっ倒れた俺は、気づけば違う世界にいたんだ。自分が死んだのだろうというのは、なんどなく分かる。なぜならこの世界は、クリスティアン・サーガ、俺が遊んでいたゲームの世界だったのだから。
お金稼ぎも楽、ハラスメントの一切が存在しない。愛する人と結婚することもでき、可愛らしい娘も授かることが出来た。こんな生活を手放すなんて選択は、俺には出来そうにない。
戦いなんてもってのほか。
出来る限り安心安全に暮らして行きたい。
そう、願っていたのだが。
俺の元に、一通の手紙が届いた。
——魔王老衰。
魔王が死んだらこの世界が終わる。
俺は一生、この世界で生きていたいのに。
この世界においても、俺は既に四十を超える。既に冒険適齢期は二十年前のことだ。
だが、それでも旅立たないといけない。
魔王へと、永遠の命を授ける為に。