あらすじ

創暦2176年、ユーシリアン大陸の西端。 長期化する戦争の果てに、帝国は〈人造鉱脈〉と呼ばれる新技術を完成させた。 人の生命を動力へと変換し、兵器を稼働させる生体循環装置―― それを彼らは〈オルガノス〉と呼んだ。 狙撃手ユンは、その実験暴走で家族を失い、今はレジスタンスの一員として帝国の補給線を破壊している。 感情を排した冷静な射撃、規律を重んじる態度から、仲間内でも一線を引かれていた。 だが、ある任務で回収した未登録のオルガノスが、戦局を一変させる。 誰が、何のために、命を動力とする戦争に意味はあるのか。焦土の中、ユンの狙撃はただ一点を見据える。 それは復讐でも、義務でもない。 ――「人間である」ことの最後の証だった。

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小説を読もう2025/11/06
  • 現在の作品戦場のオルガノス