あらすじ
服飾専門学校に通う小織紗江は、ある夜、突然の光に包まれ――目を覚ますと、そこは江戸時代だった。
見知らぬ町で怯える紗江を救ったのは、美しき青年・葵。
徳川家に仕える身でありながら、その出自は謎に包まれている。
現代の知識を活かし、江戸の町で着物を作り始めた紗江。
二部式着物、マーメイドドレス――斬新なデザインは瞬く間に評判となり、やがて花魁・夕霧太夫や千姫からも依頼が舞い込む。
「そなたの笑顔を、守りたい」
葵の優しさに触れるたび、紗江の心は揺れていく。
だが、葵の周囲には常に影が潜んでいた。
将軍継嗣を巡る陰謀、夜鴉と呼ばれる暗殺集団――
紗江の才能さえも、彼らに狙われる理由となってしまう。
時を超えた愛と夢。
江戸の空に、新しい風が吹き始める――。