あらすじ
「嫌です。どうして私がそんな相手と結婚なんて。絶対に嫌!」
父ジャックが決めたベアトリスの結婚相手は、年下の第二王子だった。
「大体、オーウェン様はまだ十三歳じゃないですか!私はもう十七ですよ?」
十三歳って何だ?私は年上がタイプだ!
「私の理想のタイプは年上で、地位があって、お金持ちで、顔が良くて、強い人です!十三歳じゃ何一つ持っていないじゃないですか!」
「そんな都合の良い相手がどこにいる?いるならさっさと見つけて婚約まで取り付けて来てみせろ」
白い目で見られ、ググッと唸る。確かにどこにいるかと聞かれると脳内にいるとしか…。
ジャックが打って変わって優しい声音で語りかける。
「ベアトリス。結婚までまだ二年ある。その間にオーウェン様をお前の理想の男に育て上げればいいじゃないか」
ジャックの言葉に目が点になった。
育て上げる?
初恋もまだの私が?