あらすじ
水が苦手で、いつも周りの意見に流されがちな高校生・唯翔。ある日クラスの連絡グループで、小学生向けプール開放の手伝いの連絡が回ってくる。「行きます」と返信するか迷う唯翔の背中を押したのは、型破りで前向きな海成、好奇心旺盛で他人の成功に無関心な綾乃、何事も粘り強くやり切る咲くらの三人だった。
土曜日のプールサイドで、唯翔は受付や誘導をこなしながら、少しずつ水に慣れていく。足先だけだったはずが、ボールを拾うために思わず腰まで水に入り、みんなに支えられながら「できた」感覚を知る。SNSの「返信」と、自分の「変身」。どちらも小さな一歩から始まると気づき始める唯翔。
翌週、静かなプールサイドに再び集まった四人の前で、唯翔は「来年までに子どもたちに水は怖くないと言えるくらい泳げるようになりたい」と宣言し、綾乃に自分の“へんしん”を見届けてほしいとお願いする。マイペースに観察を引き受ける綾乃、練習計画に燃える咲くら、からかいながらも支える海成。