あらすじ
花の香りに包まれた王都の片隅で、
小さな花屋を営む少女──セラ・フローレン。
平凡で穏やかな毎日を過ごしていた彼女の前に、
ある日突然、完璧で冷たい“青い瞳の王子”が現れる。
彼の名は、ユリウス・ルーヴェン。
王国中の誰もが憧れる、孤高の王子。
誰も寄せつけず、感情を見せないことで知られていた。
けれど――
セラの花を手に取ったその瞬間、
彼の瞳にわずかな熱が灯る。
「……おまえの花、香りがいい。
触れると、俺までおかしくなりそうだ」
冷たく完璧な王子が見せる、
ほんの少しの笑みと、ふとした優しさ。
そのギャップに、セラの心はどんどん惹かれていく。
しかし、平民の少女と王子の恋など、
許されるはずのないもの。
それでも、彼は言った。
「おまえに触れると、王子でいられなくなる」
花売りの少女と、青い瞳の王子。
運命に抗うように惹かれ合う二人の、
**甘く切ない“身分差ファンタジー・ロマンスが今、始まる――。