あらすじ

霧に包まれた霧島家の事件から数か月――。\n真相を暴いた探偵・相沢蒼は、あの夜の終わりに届いた一通の手紙を忘れられずにいた。\n\n「真実はまだ終わっていない。火傷の男を探せ。」\n\n封筒の中に入っていたのは、右頬に火傷の痕を持つ男と霧島翔が写る一枚の古い写真。\n霧島家の“本当の黒幕”がまだ生きている――その暗示だった。\n\nそんな折、事件の真相を追い続けていた新聞記者・永井沙織から相沢のもとへ連絡が入る。\n彼女の声は震えていた。\n\n「相沢さん……“火傷の男”が見つかったの。\n港区の“黒鴉(くろがらす)劇場”に……」\n\nしかし通話の最中、突然の銃声と共に電話は途切れた。\n\n相沢が急行した先で見たのは、倒れた永井と、舞台に残された奇妙な写真。\nそこには炎に包まれた劇場の中で、仮面をつけた“火傷の男”が静かに立っていた――。\n\n新たな舞台は、閉ざされた古い劇場。\nそして、その劇場を支配する謎の男、篠原怜司。\n彼の名刺には、霧島家の暗号と同じ記号が刻まれていた。\n\n再び動き出す“霧の連鎖”。\nやがて相沢は知ることになる――霧島家の事件は、\nひとつの“終わり”ではなく、“始まり”に過ぎなかったのだと。

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テラーノベル2025/11/04
  • 現在の作品霧の館Ⅱ ― 火傷の男 ―