あらすじ
誰に咎められようとも、お前の物語を紡ぐことをやめるな。
想像することを手放すな。
それは世界を創るのと同じくらい、尊い魔法――。
*
俺、山田薫は、中二病の鎧をまとって心を閉ざす高校生。
自称神智学者のじいちゃんが死んでから、魂の不滅を信じて痛いヤツになった。
ある日の放課後、俺は幼馴染のみゆきを守ろうとして不良に撃たれて命を落とす。
魂が肉体を離れ天に召される途中。
俺は自分の死体と苦しむみゆきの姿を見て心の底から絶叫した。
――俺は、こんな結末のために、物語を紡いできたわけじゃない!
尊い魔法は、世界を創れるんじゃなかったのか?
想いは世界を変えれるんじゃなかったのか?
答えろ、じいちゃん!
答えろ、俺が創った最強の暗黒神――エヌマ・エリシュっ!
その瞬間、時が止まった。
俺の妄想によって創造され、俺の妄想の力を存在の糧とする暗黒神エヌマ・エリシュが魂の叫びに応じたのだ。
『――契約完了。我が名はエヌマ・エリシュ。我と、我が全眷属の存在典拠「暗黒の創世記」の記述に従い、我はこれより汝の剣となり、汝の盾となろう。――さあ、妄想せよ、我が主、山田薫よ。汝が望む、始まりの奇跡を』
中二病の妄想が、現実を捻じ曲げる力に変わる。
だが、この神、俺が書いた『暗黒の創世記』のポンコツ設定のせいで、最強だけど、最高に不自由だった!
力の代償として課せられる逆らうことのできない「黄泉の眠り」。
全ての敵を打ち倒し、みゆきと結ばれようとした瞬間、俺は意識を失った!
ま、そこまではいい。
いや、よくないが、恋は実った。
キスくらい、いつでもやりなおせる。
しかし、その眠りの最中――。
お茶目な妹と最愛のみゆきに介抱を受けるというご褒美ステージで、俺は最悪の羞恥プレイを受ける(恥
中二病の妄想力を武器に戦う新感覚バトル × ラブコメ × 羞恥プレイ劇場、ここに開幕!
「頼むから、その設定、変えさせてくれえええ――!」