あらすじ
歴史上最悪の戦争――『地脈戦争』。
その戦場で、天瀬黒斗は孤高の英雄として名を刻んだ。
だが、勝者として生き残った代償はあまりにも大きく、彼の心には深い傷と罪悪感が刻まれていた。
転生者であることを知るのは、ごく一部の人間だけ。
その力は、人類最強候補に挙げられるほどで、魔法と大剣を駆使する戦闘能力は比類なきもの。
しかし、過去の戦争でその力が仲間の犠牲を招いた経験から、黒斗はむやみに武器を抜くことはない。
戦後の荒廃した世界で、彼は孤独に日々を生き延びる。
魔法、戦略、観察力、極限集中――経験に裏打ちされた技術と判断力は、黒斗を無敵に見せるが、心は決して強くはない。
そんなある日、かつての友人や幼馴染が異世界に姿を現す。
喜びと戸惑いが交錯する中、再会は黒斗の心の壁を揺さぶる。
「俺は、本当に彼らを守れるのか――」
「生き残った者として、何を背負い、何を選ぶべきなのか――」
力を持つ者としての責任、罪と贖罪、孤独。
それでも、彼は歩み続ける。
魔法と大剣を武器に、戦後の世界で生き残った者が選ぶ道とは――
これは、孤高の英雄・天瀬黒斗の、戦後の異世界物語。
不定期更新です。