あらすじ

――海に生き、海に沈む。それが、我らの宿命ならば。 昭和十四年。 帝国海軍は拡大の只中にあり、女ながらに艦を率いる異端の艦長がいた。 名は、新條芙乃。 彼女は奇才と呼ばれ、冷徹に命を捌く指揮官として恐れられた。 だがその背後には、二・二六事件で祖父を喪い、 自らも命を落としかけた傷を抱えた「人」としての苦悩があった。 再び艦に立った彼女は、 副長・鳴海司、砲術長・村瀬誠一、航海長・加藤真之―― 三人の男と共に、戦火の海を渡る。 理性と信義の鳴海。 沈黙の情を抱く村瀬。 未来を運ぶ風となる加藤。 彼らの絆は艦を支え、艦長を支え、 やがて“人としての芙乃”をも取り戻してゆく。 しかし戦は彼らに慈悲を与えない。 呉を発ち、彼らの想いは妙高、摩耶、そして武蔵へ――。 その魂の誓いは、時と海を越えて。 理性と情熱、孤独と信頼、 そして“還るべき場所”を探す物語―― 『蒼海ニ鎮厶』 過去編 ― “海に生き、人を想い、海に沈む” 11月2日連載開始

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カクヨム
カクヨム2025/11/01
  • 現在の作品蒼海二鎮厶-蒼ノ断章-