あらすじ

ここはテレア王国の執務室。  執務官のワッカとサワは、とある人物を待っていた。 「なあサワ、今日来る王太子ってどこの誰だっけ?」 「もう、ワッカは本当に忘れっぽいわね。ニャッポリート王国のダスティン王太子殿下よ」 「ああ、そうだったそうだった。いやあ、どんな話を聞けるのかな。楽しみだ。――ん?」  その時だった。  コンコンというノックと共に、執務室に一人の若い男性が入って来た。 「どうも、ダスティンと申します。本日はよろしくお願いします」 「ああ、これはこれはこちらこそ。どうぞよろしくお願いします」 「よろしくお願いいたします」  お互い軽く挨拶を済ませると、前方にある教壇に立ったダスティン。 「それでは早速ではありますが、僕がどんなしくじりをしてしまったのかを、授業していきたいと思います」  そう、これはワッカとサワが業務の一環で始めたことで、各国のしくじってしまった王太子から話を聞き、それを反面教師として国の運営に活かそうというものなのである。 「まずは簡単に僕の経歴を説明させていただきます。教科書の1ページ目を開いてください」 「「はい」」  二人がダスティンお手製の教科書を開くと、天使のような笑顔を浮かべた、可愛らしい赤ちゃんの写真が載っていた。

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カクヨム
カクヨム2025/11/02
  • 現在の作品しくじり王太子 ~僕みたいになるな!!~