あらすじ
10歳になると、神から魔法を、教会から祝福により職を授かるファンタジーではありがちな世界。
そんな世界に暮らすとある商人の長子"だった"主人公のクルト。
彼は計算が早く、両親の仕事を手伝うなどして商人達の間では"神童"と呼ばれていた。
両親にも、雇われのメイドにも愛されていたクルト。
しかしそんな彼が10歳に授かった魔法は"ゴミ"と呼ばれている『創魔法』。
そんな魔法を授かってしまったクルトの扱いは180°変わった。
両親にはまるで親の仇を見るような目で見られ、メイドには下働きのような扱いを受ける。
優しい両親とメイドがいる、温かな家などどこにも存在していなかった。
そしてクルトは教会での祝福も受けさせてもらえないまま家を勘当され、追い出された。
そうしてクルトは冒険者となり、皆が嫌がる下水の掃除や魔物の死体の除去などの過酷な仕事を押し付けられる。今日も討伐された魔物の残骸を細かくして始末する仕事を行なっていた。
そして魔物の胃袋を切っていると、結界魔法に包まれた白骨死体とそれに抱えられた古ぼけた魔導書を見つける。そしてその魔導書は、何の因果か古代、今より強大な魔物が蔓延り、魔法が今より発達していた時代においての『創魔法』の魔導書だった。
これは真価が埋もれ、"ゴミ"と称されてしまっていた魔法。その真価を知り、習熟し、改良して成り上がる。そんな成長と成り上がりの物語。