あらすじ
焔を操る少年・カイは、赤子の頃、捨て子となってしまったが、魔人族の女性レンに拾われ、森の奥で育てられた。
レンに優しさを貰い、優しさと強さを兼ね備えた人間へと成長していくはずだったが
人間に討伐対象として追われたレンは、自らを犠牲にし、最後にカイを逃がした――。
その日から、カイの胸には二つの焔が灯っている。 ひとつは、レンを奪った人間への復讐の焔。
もうひとつは、レンが語ってくれた物語――赤いマフラーを巻いた“焔のヒーロー”への憧れ。
「誰かを守るために、焔を使えるようになりたい」 「でも、あの日の炎は、まだ俺の中で燃えてる」
10歳誕生日に贈られた赤いマフラーを巻き、カイはギルドに所属したり、学園に通ったりと制度に縛られた魔導法の世界で、様々な仲間たちと出会いながら、 彼は“ヒーロー”の焔と“復讐”の焔の間で揺れ続ける。
これは、焔を宿す少年が、仲間と絆を結び、 戦火の中で“自分の焔”を選び取る物語――。