あらすじ

「あなたのことは良い人だとは思うけど、恋愛したいかと言われたらそうじゃない」 ​それが、俺、神谷雄二(25)。恋愛における「良い人」の呪いにかかった、ごくごく平凡なサラリーマンだ。毎日のモチベーションは、アパートに帰ってキンキンに冷やしたビールと唐揚げを楽しむこと、ただそれだけ。 ​疲れたある日の夕方、駅のホームで人混みに押され線路に落ちかけた女性を、彼は咄嗟に助けた。 ​「まあ、もう二度と会うことはないだろう」 ​善行を済ませ、早く帰って唐揚げを食べたい雄二は、女性の顔すらろくに確認せず満員電車に消える。彼の頭の中は、今夜のメニューでいっぱいだった。 しかし、助けられた水無月朋美(24)は違った。 ​「彼は、私の運命の人だわ!」 ​大手企業の受付を務める超絶美人で、実は某社長の令嬢。普段は愛車の赤い軽自動車で通勤する彼女は、初めての満員電車で命の危機を救ってくれた雄二を、「ドストライクの運命の王子様」だと確信してしまう。 ​明日も、同じ時間、同じホームへ――。

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カクヨム
カクヨム2025/11/03
  • 現在の作品『俺はただの「良い人」なのに、命を救った超絶美人が「運命の人」だと勘違いしている件。』