あらすじ

復讐をテーマにしたダークファンタジーです。 【あらすじ】  商家に生まれ18歳になったテニアスの故郷エウボニアはある日突然灰燼に帰した。  隣国シュッツガルドの新王トゥボレニアンが親衛隊を送ってきたためである。  もともとシュッツガルドの人々は自分たちが世界の中心であるという思想を抱いていた。  それを極端に先鋭化させた妄想に憑りつかれたトゥボレニアンが他民族の王国を否定し自分たちに隷属するように要求する。  その手始めにエウボニアに攻めてきたのだった。  殴られ昏倒したテニアスは生き延びたものの虜囚として連れ去られる。  父母や妹の安否を気遣いながら辛酸を舐めつつ連れて行かれたジャグラッド近くの荒れ地で土木作業に従事させられた。  エウボニアを征服した凱旋門の建設の土台を作るために掘削していると地面が崩落してテニアスたち囚人と監督の兵士は穴の中に落ち込む。  事故による死者も出て混乱するところにダンジョンにしか生息しないモンスターが襲い掛かってきた。  阿鼻叫喚の渦の中テニアスは逃亡を図るが、知らぬ間に奥へと足を踏み入れる。  巨大なモンスターに襲われ絶体絶命のテニアスの前に現れたのは美貌の男の子だった。 「あと僅かな時間でお前は死ぬが、死んだ後に新たなものとしてここで生を受けることができる。私の手をとるかい?」  死にかけていたテニアスは藁をもつかむつもりで男の子の手を取る。  男の子と見えたものは別世界の住人であり、人が呼ぶところのグレーターデーモンであった。  グレーターデーモンのススルーカテコンは生まれ変わったテニアスにダンジョンの管理人として侵入してくる冒険者の魂を狩ることを命じる。  このダンジョンは作りかけの上に準備不足の欠陥だらけのものだった。  他の場所の面倒も見なければならないススルーカテコンは最低限の知識を与えると姿を消す。  ダンジョンの管理室でテニアスが入門書を紐解くと索引の妖精シャーガルが飛び出した。  少々おしゃべりで騒がしいシャーガルを相棒にテニアスは細々とダンジョンの運営を開始する。  多少の幸運と人であったときの知識により、『復讐のダンジョン』は少しずつ拡充をしていった。  テニアスには目標がある。  ダンジョンを発展させ評判になることで、元冒険者だったトゥボレニアンをおびき寄せ仕留めることだった。  そのために今日も冒険者にモンスターを差し向け、罠にかけて殺す。  すでに走り出した以上は止められない。  テニアスの両手は既に多くの血にまみれているのだから。 当面、火・木・日の12時に更新します。

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カクヨム
カクヨム2025/11/04
  • 現在の作品ダンジョンマスターは今日もまた人間を狩る