あらすじ
あらすじ
三崎虹心(みさきにこ)ことニコは高校1年生。学校に馴染めず、クラスで孤独感を抱いていた。中学時代は優しかった母親も、生活が変わってしまった忙しさからか余裕がなく、ニコに冷たい態度を取っていた。中学時代の友達も、新しい人間関係を築いてしまっている。寂しい日々を過ごす中、ニコは「自分はこの世界にいらない」と思うようになる。そして、ある日の昼休み、クラスメイト、島田桃から「席が足りないから貸して欲しい」と声を掛けられる。その言葉で、ニコは限界に達してしまい、頭の中に死が過る。勢いで屋上に向かってしまったニコ。その時、ニコの頭の中に走馬灯のように浮かんだのは、昔好きだった本と、その本に出てきた「過去に戻る呪文」だった。過去に戻ったら、幸せな日々を送れるのではないか、と縋るようにしてその呪文を唱え、屋上の扉を開ける。すると、そこにいたのは初対面の、ハルと名乗る男子生徒で……。
孤独を味わっていた女子高生の主人公が屋上で不思議な男の子と出会い、その子の言葉と共に、一歩を踏み出せるようになる話です