あらすじ
大学の同期・柊美月は、いつも笑顔で誰にでも優しい。だから俺、九条隼人が彼女に抱いてる好意なんて、絶対に届かない——そう思い込んで三年が過ぎた。
ある日、共通の友人から「美月には彼氏がいる」という噂を聞いた俺は、完全に諦めを決める。一方、美月も俺に彼女がいると誤解していた。
すれ違いと勘違いが積み重なったある雨の日。傘を忘れた美月と二人きりで帰ることになり——ずぶ濡れの彼女の、いつもと違う表情が、全てを変えた。
「……九条くん、私のこと、どう思ってる?」
互いに「無理」だと思い込んでいた二人の、不器用で甘酸っぱい恋の結末は——。