あらすじ
――その魂は、何度でも世界を終わらせ、また始める。
人は死ぬと、ただ消えるのではない。
魂は記録として保存され、次の世界へと送り出される――。
だが、もしその記録が欠けていたとしたら?
終末戦争の最中に命を落とした青年・リオは、
目覚めた先で見知らぬ森と、謎めいた少女に出会う。
彼女は告げる。
「あなたは七つの世界を渡る者。欠けた記録を集める者。」
再生と破滅を繰り返す輪廻の旅の中で、
リオは自らの過去――そして、
なぜ世界が終わり続けるのかという真実に近づいていく。
幻想と記憶が交差する異世界で、
夢と現実、善と悪、生と死の境界が溶けていく。
やがて彼は気づく。
すべての世界には、彼自身の影が存在することを。
美しくも哀しい魂の巡礼譚。
神々の記録装置《メモリア・スパイア》が見つめる中、
ひとりの青年が、終焉の向こう側へ挑む。
――これは、ひとつの魂が「本当の生」を見つけるまでの物語。