あらすじ
チアナ王国の王女、フィオナ・ルチアナ。
彼女が5歳のとき、母ティアナ・ヴィルドは不可解な死を遂げた。
それほどの深い悲しみの中、父王や王国の人々は真実を隠し、平穏な日常を装っていた。
ある朝、届いた一通の手紙。
それは死んだはずの母からで、「あなたを愛したことだけが、私の救いであり、呪い。」 とだけ書かれていた。
疑問と胸の痛みに駆られたフィオナは、母の故郷であるヴィルド王国へ向かう。
そして叔母であり女王となったミレイナから、母の知られざる過去が語られる――
ティアナは生まれながらの運命に抗い、娘を守るために戦い、そして命を落とした。
その真実を知ったフィオナの胸に、怒りと悲しみが渦巻く。
母の愛と犠牲、王族としての陰謀、そして娘の決意。
運命に抗う少女は、母が遺した祈りを胸に、やがて立ち上がる――
奪われたものを取り戻し、未来を切り開くために。