あらすじ
寿命を対価に魔法を使うことの出来る短命の人間、〈魔従者(ウルロガ)〉。その中でただ一人、寿命以外のものを代償に魔力を得た少年がいた。
彼には魔王の称号が与えられ、ある噂が
まことしやかに囁かれていた。
魔王は死神に愛されている。その魔眼に魅入られた者は絶命する──
そんな魔王のもとに、ある時〈魔従者(ウルロガ)〉の若き王子が訪れる。王子は魔王が寿命の代わりに失ったものが何かを突き止めると言い、魔王を観察し始める。
王子の目的は何なのか。突き止めるため、魔王も王子を観察していくと──
王子は特殊な生まれ故に余命数ヶ月しかなく、何故自分が生まれたのか知りたくて魔王を訪れたようだった。
死をもたらす長命の魔王と死にかけの王子、正反対の二人は友情を育む中で生と死の意味について考えることになる。そしてこの邂逅によって、十年前に仕掛けられた大きな運命の歯車がゆっくりと動き出すことになり──
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