あらすじ
この世の栄華を極めた中国と、ファシズムに傾倒する日本。両者の不和は第二次日中戦争という答えを見いだした。
敗色濃厚な日本へは、複雑怪奇な技術情報の収奪を狙ってあらゆる国の機関が働き掛ける。
彼女、蛇野りんごは亡命する。とある女の遺志の下、封鎖された空をアメリカ帝国の戦闘機に乗って、もとより決死の覚悟にもかかわらず、死ぬのはごめんだなどと宣いながら。
それがどうせ罠のようなものと判っていようとも。
「おはよう」
不意にはじけた少女の声に、りんごは首を傾げた。
人型機動文芸部イベント出展作品