あらすじ
無能な騎士見習いとして騎士団を追放されたイズミ(10)は、追放先の〈魔の森〉で、とある女性と出会う。
名はワヨウ。
彼女はこの森の中で引き篭もっている変な女性で、イズミはなぜかワヨウの弟子兼世話係として森の中で暮らしていくことになったのだが……ワヨウが心配性すぎて、石橋を叩いて渡るように過剰な努力を積んでいくイズミ。
「ゴブリンはとっても恐ろしい魔物なんだ。まずはあの山をこの木剣で斬れるようになってからゴブリン退治を許可する」
それから十五年。
二十五歳になったイズミは、ようやくワヨウの許可を得て森の外に出ることになった。
久しぶりの外界。
純粋だったイズミは、心配性な師匠の言葉を全て間に受けたせいで認知が歪み、異様に自己評価が低いまま過剰な成果を上げていってしまうのだった。