あらすじ

明治十八年、京都。二百年続く墨匠の家に生まれた一条墨花(いちじょうぼっか)には、墨の香りから記憶を読み取る異能があった。 ある冬の日、新政府の重鎮・西園寺玄望が店を訪れ、禁断の「月読の朱墨」の再現を依頼してくる。それは、幽閉されて若くして亡くなった巫女姫・白菊宮が、死の間際に自らの血を混ぜて作った呪いの墨だった。 墨花は朱墨の香りから白菊宮の記憶を読み取り、そこに込められた想いの真実を知る。彼女の魂を救うため、墨花は陽の力を持つ「天照の白墨」を作る旅に出る――。 呪いか、祈りか。墨に込められた想いが、運命を動かす。

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カクヨム
カクヨム2025/10/31
  • 現在の作品月読の朱墨 ~墨匠探偵・一条墨花~