あらすじ

「沈黙の聖女」アリス――。 声を発さず、ただ微笑み祈るだけのその姿は、国中の民から崇められる聖性の象徴。 しかし、その沈黙は、彼女が自らに課した戒めと、世界を揺るがすほどの秘密を隠すための仮面だった。 建国記念の夜会で、婚約者である第一王子はアリスに無実の罪を着せ、高らかに告げる。 「偽りの聖女よ、お前との婚約を破棄する!」 全てを失い、偽りの偶像から罪人へと貶められたアリス。 絶望の淵に突き落とされた彼女の前に現れたのは、味方さえも凍てつかせると噂の「氷の貴公子」ゼノン公爵だった。 彼の瞳は、聖女の仮面の下に隠されたアリスの”真実”を見抜いているかのように、静かに、そして鋭く彼女を射抜く。 「君の力が欲しい」 差し伸べられたその手は、新たな絶望への誘いか、それとも偽りの人生を終わらせる一筋の光か。 これは、声を失った聖女が、偽りの断罪を乗り越え、本当の自分と真実の愛を見つけるまでの、鮮烈な逆転の物語。

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小説を読もう2025/11/02
  • 現在の作品沈黙の聖女は、断罪の夜に真実の愛を謳う