あらすじ
――これは、ひとりの少女が「光」を見つける物語。
伯爵家の末娘アンナ。
姉の代わりに、王都で開かれる聖女競技会へ出場することになった彼女は、特別な力もない、少しおっとりした少女です。
けれど旅立ちの前夜、彼女は“光の啓示”を受けます。
それが夢だったのか、女神の声だったのか――誰にもわかりません。
夜明け、家族と別れ、仲間たちと共に馬車に乗り込むアンナ。
彼女の旅は、ただの聖女競技会候補としての旅ではなく、
やがて「人の中に眠る光輪ひかり」を見いだす長い巡礼の旅の始まりとなります。
奇跡の予感とともに幕が上がる、静かで優しいファンタジー。
少女の旅立ちを、どうか見届けてください。