あらすじ
✾𓈒𓂂𓇬.
櫻榮妃璃(さくらえひめり)は日本の裏社会を牛耳る最恐の極道一家『鬼櫻会』のお嬢として、大切に扱われていた。
ある日、妃璃は若い庭師の男、桐藤和紗(きりふじかずさ)に一目惚れする。妃璃の猛アタックの末、和紗と想いを通じ合うことができたが…。
当然、ふたりの恋は周囲から認められるはずもなく、妃璃は和紗と共に駆け落ちしてしまう。
それから、三年後。
妃璃は夫となった和紗と古びたアパートで慎ましやかな生活を送っていた。大きな屋敷で使用人たちに囲まれてお姫様のように暮らしていたあのころを思えば、物足りないと感じる瞬間もあるが、和紗の傍にいるだけで妃璃は幸せだった。
けれど、『鬼櫻会』の幹部である調月蘭世(つかつきらんぜ)と飛鳥馬燈碁(あすまとうご)に妃璃の居場所がバレてしまって———
「選べ。夫の命か、自分自身の自由か」
「怒らねぇから大人しく俺たちの檻の中に戻ってこいよ」
※この物語はフィクションです。実際の人物・団体は一切関係ありません。