あらすじ

とある深夜の交番。警官が机に日誌を広げ、ペン先を走らせていると、ガラガラと引き戸が開く音がした。 「あのー……」 「はいはい、こんばんは」 顔を上げた警官は、にこやかに笑った。入ってきたのは若い男。二十代前半といったところだろうか。表情は乏しく、どこか虚ろな印象を漂わせている。 財布でも落としたのだろう――そう思い、遺失届の用紙に手を伸ばしかけた警官だったが、ふと動きを止めた。 ――この男……どこかで見たことがある。 知り合いではない。だが、確かにどこかで見覚えがあった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/11/02
  • 現在の作品手配犯