あらすじ
現代の地方都市。
夜になると、7人の高校生だけが“もう一つの教室”へ転送される。
そこは現実そっくりだが、窓の外には昼が存在せず、常に夜。
彼らは「夜間教室」と呼び、その理由も出入口も分からない。
ただ黒板には毎晩、誰かの“未練”のような一文が浮かぶ。
「もう一度、あの時に戻れたら──」
やがて彼らは知る。
この教室は、「過去に死んだ一人の少女・灯(ともり)」の“記憶”が形になった空間であることを。
7人はそれぞれ、彼女の人生のどこかに関わっていた。
そして、灯が「なぜ死を選んだのか」を辿ることが、この世界の出口になる。