あらすじ
“理想”を守れなかった青年が、もう一度仲間を取り戻す物語。
大学三年の冬。
小さなボランティアサークル「灯(ともり)」の代表だった**長谷川湊(はせがわ・みなと)**は、かつての仲間が立ち上げた同名団体が企業スポンサーを得て巨大化したのを知る。
“理想を売った”と感じた彼は、裏からそのサークルを潰そうと動き出す。
しかし、亡くなった元副代表・柊あかりの言葉「灯は人を照らすためにある」が彼の記憶を呼び起こす。
過去と現在が交錯し、彼は仲間たちの“変化”と“痛み”を見つめ直していく。
やがて湊は、潰すことが赦しではないと知る――これは、壊れた理想をもう一度灯すための、再生の青春譚。