あらすじ
転機なんてものは突然訪れるそうだが、だとしても、事前に告知ぐらいはしてほしいものだ。一報入れてくれれば、お茶と、お菓子ぐらいは用意して待っているのに……。きっと、奴は無愛想な奴なんだろう。語らずして語り、それも多くは語らず、にじみ出るオーラで全てを語るタイプ。そんな漢気溢れるところは僕も若干見習わなくては……。
高校、多くの物語の舞台となる場所、青春の代名詞と言っても過言ではなく、教育施設の割にはやたら楽しそうに語られている不思議なところ。田舎町に位置する大園学園も、その例外ではなかった。そこでは多くの人物が学び、多くの人物がぶつかり合い、多くの人物が支え合い、多くの人物が成長し、コミュニティを形成している。
大園学園一年、草野弦也が出会った少女、日光きらりはとんでもない女子高生で、故に周囲からは本当の意味で孤立し、それが原因か、彼女もまた一風変わった人間となっていた。
きらりがとんでもないから孤立したのか、孤立したからとんでもないのか、そんな哲学的な話は置いておいて、とにかく彼女は数奇な存在だったのだ。
同時期、きらりはポーラを名乗る学園の人物からのメールを受け取る。それは彼女にとって予想にもしなかったもので、彼女のポーラ探しの学園生活が始まる。
大園学園は、今日も賑やかだ。