あらすじ

一つの窓が割られているだけで、人は他の窓を割ってよいと思うようになる。そして時間をかけて全ての窓が割られていく。一枚の窓であっても割ることを許さない。それこそが人の規範意識を保つ最良の方法である。 架空の世界のある国、ガルフ連邦、経済格差による治安悪化に悩まされるこの国は割れ窓理論を元にゼロ・トレランス(不寛容)政策を導入していた。それはあらゆる犯罪やルール違反に一切容赦せず、社会不適合者を徹底的に取り除く厳罰政策であった。 それと同時に深刻な人員不足に悩む連邦警察庁は、警察官の捜査能力と制圧能力の拡張を図るために、特殊な能力を全ての警察官に習得させるようになった。 2011年4月、主人公ヴァン・クレイグは首都オルディス州の治安維持を担っているオルディス警視庁に入庁。教場で脚力を強化する能力スイッチフットを習得した。そして5年後の2016年4月にブラスポート警察署刑事課強行犯係に異動して念願の刑事になった。 配属当日、ブラスポート署管内で青年が刃物を振り回す、という事件が発生。ヴァンはその現場に臨場し、青年を取り押さえることに成功する。しかし、その青年が刃物を振り回した背景には職場でのいじめがあった。 正しさとは何か、人を厳しく罰するだけが正しいやり方なのか。 新米刑事ヴァンの戦いが幕を開ける。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※技術水準や文化水準は現代の日本とほぼ同様です。警察の機構や司法制度などは可能な限り調べて、現代の日本に合わせていますが、齟齬がある部分や現実と違う部分もございます。その点はどうかご容赦ください。 ※出てくる人名、地名、企業名、団体名等はすべて架空のものです。いかなる実在の組織とも関係はございません。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2023/02/03
  • 現在の作品BORDERLINE Case 01 割れ窓