あらすじ
熟れきった果実が内側から腐っていくように。
この国もまた、全盛期を越えてから目には見えないくらいのスピードで、しかし確実に衰退をはじめていた。
安全な世襲制によって受け継がれる王位。
同じ顔ぶれの家臣たち。
先代のものが繰り返されるだけの政治。
平和に酔いしれた宮廷は、更なる富と力を求めて税を上げ、労役を課し、泥沼にはまっていく。
そんな国に革命が起こったのは、本当に突然であった。
隙あらば呑み込もうと狙う隣国の脅威を振りきって、革命はわずか三年という驚きの短期間で成功を治めた。
人々はこの奇跡を成し遂げた王を畏怖と敬意を込めて、“開闢の王”と呼んだ。
中国の春秋戦国時代を舞台にした、完全にフィクションなお話です。
背景となる史実にはなるべく添っていくつもりですが、お話自体は完全に創作なので、許せないという方は気をつけてください。
感想など、ぜひぜひいただけると嬉しいです。