あらすじ
人間の心にはそれぞれの思い描く世界がある。
4人の大切な友達といつも楽しく過ごしていた少女『心花(しんか)』。
彼女は、ある悲劇から両親を亡くしたショックで昏睡状態に陥ってしまう。
彼女が目を覚ますと、そこは『彼女自身が思い描いた心の世界』だった。心花にとっての幸せで溢れた世界は、彼女にとっての現実だった。
そんな彼女の前に、謎の人物が現れる。
「心花、お前が目を覚ませば、また現実で深い絶望や激しいストレスに遭ってしまう。目を覚まさせるわけにはいかない。」
謎の人物に導かれ、心花は心の世界で幸せに暮らすようになった。
「此処があたしの現実。永遠に此処にいよう。」
しかし、偽りの現実を生きる心花の前に4人の友達が現れる。
「心ちゃんのいるべき場所は此処じゃない。現実の心ちゃんが死ぬ前に、ここから出よう…!」
かつての友達の説得に動揺し、自分が分からなくなってしまう心花。そんな彼女が幸せを取り戻すまでのファンタジー小説です。