あらすじ
時は西暦2040年。20年前に突如として棋界に舞い降りた、全方位型・天才的ヒーロー、先女郷 巡の降臨によって、日本は空前の将棋ブームへといざなわれていた。
世は正に、大将棋時代――
国民の半数以上が段位を有する未曾有の世界で、いまや「棋力」は、全ての価値観を推し量る指標へと置き換わりつつあるのであった……進学も就職も恋愛も結婚も、政治も経済も文学も芸能も、はたまた賭博もアプリも夜のおかずも。あらゆるものが将棋を核に廻り巡る、そんな歪曲した世界。そのいびつさに引き寄せられるかのように、突如、別次元の狭間から、「二次元人」を標榜する正体不明、謎の軍団が姿を現す。戸惑う人々を「対局」へと引きずり込み、己が存在意義を突きつけるかのように、「二次元人」たちは地球人に対し宣戦布告の狼煙を上げるのであった。
そして、生命を賭けた「人間将棋」が始まる。
無類の棋力を有する人々も、それすら凌駕する「二次元人」の指し回しに、ひとり、またひとりと、あえなく敗れ、ある者は命を奪われ、またある者はその軍門へと下っていってしまうのであった。そんな、狂気と絶望が顕現し始めた世界に、立ち上がる者たち。
現代将棋がその成熟の過程で切り捨ててきた遺物……大いなる「大将棋」の力をその身に宿した、「正義の逆はまた別の正義」の戦士たち、ダイショウギレンジャー。
十八歳にして未だ初級者の域を抜け切れず、「永世八級」と周囲から馬鹿にされ続けている高校生、鵜飼 守男は、ひょんな事から、最強戦士【レッド獅子】となり、世界を守る戦いへと身を投じていく事になってしまうのであった……
たたかえ、ぼくらのダイショウギレンジャー!! みんなのちきゅうをまもるんだ!!
「キミたち、千駄ヶ谷将棋会館で、ボクと悪手ッ!!」