あらすじ
山深い神域〈大熊杜(おおくまもり)〉――
ここは「熊神」を祀り、その加護を管理する「大熊守(おおくまもり)」と呼ばれる一族。彼らの中で最も強き者は“守り人”として神域の秩序を守るが、同時に「熊神の贄」となる運命を背負っていた――。
大熊守に生まれた少女・トウカは、守り人の見習い候補生。
恋人のユキシロに突然別れを告げられた翌日、守り人たちがやってくる。
「君には、これより“大量殺人犯”の嫁になってもらう」
突然の通達、そして訳も分からぬまま、彼女の生活は激変する。
その“大量殺人犯”の名は――エンジュ。
数百年のあいだ神に仕え、半不老不死の異能を持つ守り人。
“14人を手にかけた”という罪で本来なら死刑、しかし処刑できぬ体ゆえに幽閉され、
「どうせなら、最期に“嫁”というものを迎えてみたい」と自ら要求。
しかも“監視役(兼・嫁)”としてトウカが白羽の矢を立てられる始末。
怖い。絶対ヤバい。
でも、彼と始まる奇妙な“夫婦生活”は、
思ったより“普通”で、どこか不思議な安らぎと、すれ違いだらけの毎日だった。
やがて見えてくる、事件の“真実”。
エンジュが本当に殺したのは誰なのか。
ユキシロの正体、熊神の加護と犠牲、守り人の裏に潜む反体制組織“又木”。
優しさと不穏、笑いとサスペンスが交錯する“神域ラブコメ×ダークファンタジー”!
「守るために、私は何を選ぶのか」
神域に咲く一輪の花嫁、その選択の物語が、いま始まる――
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『ノベルアッププラス』に掲載している作品を一部加筆修正したものです。
(ストーリーの展開やキャラクターの設定などに変更はありません)