あらすじ
平成の終わり――日本各地に「青白い光柱」が出現し、通信網や時間感覚が乱れる前代未聞の現象が発生。
政府が原因を究明できぬまま、偶然その現場にいた一人の少女(被験者A)が、未知の言葉を口にして光を消し去る。
それが“魔法”という概念が初めて公式に記録された瞬間だった。
やがて、正体不明の存在(コードネーム:Φ)が政府の前に現れ、
「世界の境界がほつれ始めている」と警告する。
その言葉をきっかけに、内閣は極秘裏に「魔法災害対処チーム」の設立を決断。
初の実戦は、富士山麓での“異界漏出”――通称「第零号作戦」。
被験者AとΦ、そして3名の少女たちが、流星降る夜に力を合わせて世界の裂け目を閉じた。
記録装置が観測したのは、**“人の心拍と魔力の共鳴”**という、科学を越えた現象だった。
この出来事をもって、**魔法少女特別災害対応隊(M-Section)**が正式に発足。
理念はただ一つ――
> 「守りは光。戦いは責任。奇跡は人の中にある。」
後に“魔法少女倫理綱領”として法文化され、
彼女たちは戦う兵士ではなく、「笑顔を守る心の象徴」として社会に受け入れられていく。
創設時に配られた赤い手帳には、最後にこう書かれていた。
> 「戦う理由はあとでいい。いまは誰かを守りたい。」