あらすじ

心優しい青年レオは、戦闘力ゼロというだけで幼馴染の冒険者パーティーから役立たずの烙印を押され、「魔獣の餌にでもなれ」と森の奥深くに置き去りにされた。 仲間だと信じていた者たちからの非情な裏切りに彼は絶望の淵に沈む。 失意の中、彼が森で助けたのは、泥にまみれた一匹の小さな毛玉のような生き物だった。 レオは「タマ」と名付けて、けなげに生きようとするその小さな命を可愛がる。 だが、レオは知らなかった。 そのタマこそ、数千年に一度目覚めるという伝説の神獣――全ての獣、魔獣、幻獣、精霊たちの頂点に君臨する『万獣の祖(もふもふキング)』だったことを。 レオがひとたび森を歩けば、凶暴なはずの黒狼(フェンリル)が子犬のようにじゃれつき、気高き霊峰の主(グリフォン)が恭しく頭を垂れ、古の竜(ドラゴン)さえも「キングのお方様がお通りになる」と道を譲る。 「ここの動物は、なんだか人懐っこいなあ」 本人は全く気づかないまま、世界最強のもふもふ軍団が彼の周りに自然と形成されていく。 周囲は伝説の魔獣たちを屈服させる彼を「伝説のビーストマスターに違いない」と勝手に畏怖し、崇拝していく。 これは、一人の優しい青年が、無自覚のまま世界最強の動物軍団の主となり、やがて《獣の聖者》と崇められるに至る物語。 癒やしと勘違いに満ちた、もふもふスローライフが、今、始まる。 そして、彼を捨てた幼馴染パーティーが後悔するのは、もう少しだけ先のお話。

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小説を読もう2025/11/01
  • 現在の作品パーティーを追放された俺、拾ったペットがどうやら全もふもふの神だった件